あたり前の事ですが、大多数の動物は葬儀をしません。
同じ動物や同じ仲間の亡きがらに対して、それ程関心を持っていないからです。
それではなぜ人間は葬儀をするのでしょう。それは人間は「生死観念」を持ったからだと言われています。
それに「宗教観」が加わって「葬儀」になりました。
色々なタイプの葬儀があるのは、色々な宗教ができた為、葬儀の形も違ってきたと考えられています。
地球最古の葬儀は約6万年前に「ネアンデルタール人」の化石の周りに大量の花粉が見つかったことで、仲間の亡骸に花を添えたのではないかと言われています。
葬儀には2つの意味があります。
※故人の霊魂が平穏に過ごせるよう祈る為
※家族や残された人が亡くなってしまった人と二度と会えなくなる別れを惜しみ、また決別や区切りとしての意味
必ず上記のような気持ちや思いで葬儀を行わなければならないという訳ではありません。
宗教の違いや風習などの違いによって様々な葬儀の形があります。
ですが、亡くなられた方を思い、悲しみを乗り越えて別れの区切りをつける事は全ての葬儀に共通する事ではないでしょうか。